総合食品会社向け
〜株式公開のための新会計、利益管理システム
システム導入の効果
- 既存システムの資産(業務処理システム)を有効活用し、これまでの個別処理アプリケーションを上場達成に必要な新会計処理、利益管理の仕組みとして統合。
- 管理会計と財務会計の仕組みが結合され、プロセス指向型の経営管理システムが構築完了。
- 使いやすいウエッブ・システムにより、従来の月次処理から一般管理費等に関する申請・承認・会計処理までが、一貫した処理形態に連携。
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ビジネス上の必要性
株式公開を目指し公開条件を満足させるため下記を目的として新たな業務処理体系と総合的な利益管理体制構築の必要性を認識されておられました。
株式公開条件に見合う
業務処理の実践 |
- 会計制度
月次予算統制を機能させるために、現在翌20日となっている月次決算を翌8日までに終了できるようシステム対応する。
- 内部統制
内部統制機能を充実させるため現在個別に稼働しているコンピュータシステムを有機的に結合させる。
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総合的利益
管理体制の構築 |
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経営管理制度の実現のための仕組み
中長期経営計画や年度計画を査定し、これに基く予算策定や実績の把握を迅速に行い、差異が生じた場合直ちに対応できるよう販売、
合直ちに対応できるよう販売、購買、生産の実態が把握できる情報システムを構築する。
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製品単位の貢献利益の把握
利益貢献製品の強化策が打てる、利益に問題がある製品に対する対応を検討できる仕組みを作る。
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部署別の貢献利益の把握
部署の予算と実績により差異を把握し、効果的な行動の実施または、行動計画の見直しによる部署別の目標を達成できる仕組みを作る。
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システムの特徴/機能
ビジネス上のニーズを達成するため、既存の生産管理、購買管理、販売管理、財務システムを有機的に統合し下記の機能を追加、拡張した。
予算管理制度 |
- 資金予算と実績を把握。
- 部署別、製品別予算、実績を把握。
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原価計算制度
(標準原価と実際原価による
差異分析) |
- 日次、週次においては標準原価により収益と原価差額を把握。
- 月次で実際原価による製品原価、在庫価格を評価する。
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部署発生経費の
担当部署による入力 |
- 経費発生については発生時に発生部署が入力を行う。
- 職務権限に応じた承認制度をシステムがサポートする。
- 支払い時経理承認による支払い
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月次損益決算 |
- 部署別、製品別の月次損益決算書を翌月8日までに作成する。
- 部署別、製品別の貢献利益を把握。
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会計処理 |
- 売り先、購入先の残高証明書の発行。
- 売掛金、買掛金、未収金、未払金、(販売、購買システムでの相手先把握、経理補助勘定で把握、未払いは現部入力による残高把握)
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システムの特徴
開発されたシステムは下記のようなシステム上での特長を持っています。
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既存のAS/400システム上の購買、生産管理データベースを、フロントエンド・システムとしてのウエッブ・サーバーから簡便にアクセス可能にした。
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WebFocusを採用しAS/400上の合計データをウエッブ・ベースのOLAPツールでデータ活用し、上場基準達成に必要なレポート作成を容易にした
- IBM社P-Packパッケージとの容易なリンケージを提供可能
- Synbiatorを使った従来システムと追加システムとのリアルタイムDB連携
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システム(ネットワーク)の構成